読書

【感想】夏生 さえり『口説き文句は決めている』共感しまくりな妄想エッセイ集

『口説き文句は決めている』を読んだので、感想を書きます。

もともと著者の「妄想ツイート」を知っていて、こういう面白い人が書くエッセイは間違いないと思って読むことにしたんですが、予想通り面白かったです。

「口説き文句は決めている」というタイトルにも惹かれました。

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本の内容

Twitterフォロワー数、合計15万人突破! 妄想ツイートが話題のライター「さえりさん」による、食と恋のエッセイ集。

WEBマガジン「アマノ食堂」の人気連載が待望の書籍化。公開と同時に世代を超えて多くの支持を得た表題作「口説き文句は決めている」ほか、22篇を収録(書き下ろし4篇)。

現実と妄想のごった煮状態

というか、ほとんど妄想?

著者の経験を交えて書かれているエッセイもありますが、ほとんどが妄想エッセイというオチ。

「や~~!妄想か!」って突っ込んでしまうって分かっているのに、ページをめくる手が止まらない本ですね。

描き出す妄想が、なんでかリアルに感じられるんですよね。

「こんなことが起きればいいのに」という部分を突くのがうまい人なんだろうなぁと思いました。

「食」と「恋」の関係性

好きな人とこそ、ご飯を食べに行くことに抵抗がありました。

本能的な「食べる」という行為を人に見られることに緊張してしまうのかもしれません。

ラーメンをズルズル言わせながら、汗水垂らしておいしいねって言える人と一緒にいたい、そう思っていました。

思い返せば、彼と初めて一緒に食べたものはラーメンで、「おいしいですねぇ」と言い合い、それからは色んなところに食べに行くように。

そうこうするうちに付き合うことになり、同棲することになり、そして結婚へ…。

まさしく「食」から始まった関係だったので、「食」と「恋」のエッセイはなんだか懐かしさを感じました。

甘い妄想エッセイはいかがですか?

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著者である夏生さえりさんが紡ぐことば達は、パンケーキのように甘く柔らかいです。

好きな人がいてもいなくても、楽しんで読めるエッセイだと思います。

サラッと読めて、クスッと笑える、そんな本が読みたいときにおすすめです。

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